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読書の記事 (1/18)

50歳からやってはいけないお金のこと

年末も押し迫ってきた本日。
休暇を取って、かかりつけ医の循環器科へ。
血液検査をすると思っていたので、休暇を取った訳ですが、それは次回だったという。
患者さんも少なかったので、診察は秒で終わりました(笑)

朝飯抜いていたのですけど、食事を摂るには早すぎる時間帯。
午前10時ですから(笑)
紀伊國屋書店へ足を運ぶことに。
書店は好きな場所。
1冊しか買わなかったのですけど、小一時間使いました。

購入した本が、50歳からやってはいけないお金のこと
PHPビジネス新書から出版。
著者は大江英樹。

全5章からなっています。
第1章 煽り報道に振り回されてはいけない
第2章 出世のために頑張っても意味はない
第3章 「節約」をしてはいけない
第4章 年金を損得で考えてはいけない
第5章 「お金に働いてもらう」のはそれほど簡単ではない

第1章は老後2,000万円問題について。当然のことですが、不足額は各個人の生活の仕方次第。猫も杓子も踊らせられる必要はない。

第2章では、役職定年後の方が自由度が増す。会社によっては副業も可なので、退職後の企業・転職に活かせる。転職はスペシャリストが求められるので、ゼネラリストから脱却できる役職定年者が有利。

第3章では、無意味な節約が多いと指摘。最たるものは民間の医療保険。これは公的保険でほぼ賄えるから。日本の社会保険の優秀さを説いています。
目から鱗だったかな。

第4章では、公的年金は長生きのリスクに最も適している保険。一生涯支給されるし物価連動型なので。
貯蓄とは違い、長生きのリスクに対する保険なので、早死にしても損ではないというロジック。
論理的にはそうかもだけど、感情的には納得ならん(笑)

第5章では、投資の難しさの説明。投資は長期スパンで考えるものであり、短期リターンは投機。
それでも、NISAやiDeCoをスタートするのに50歳でも遅くはない。
退職金デビューよりは、遥かに安全でリターンを得られる。
iDeCoは所得控除の対象なので、税率10%の人なら、10%の利回りがあるのと同じ意味。
昨年まで全て定期預金で運用していた私の考え方に誤りはなかったな。
リターン求めて、リスクありの商品に変えたが(笑)

サラリーマンは、収入のコントロールはできないが、支出のコントロールは可能なので、貯蓄に回す金額の残りで生活する術を見つけること。
iDeCoのメリットは、60歳まで引き出せないこと。強制貯蓄なので、使わずに済むから。
これは、うちのスタッフM君に合っているな。
退職後、支出を減らすには自分で行動すること。
人を介することなければ、かかる費用は減るので。
現役時代役員さんだった人は、何でも人にやってもらっていたので難しいようです。
経営者が瑣末なことをする時間はもったいないし、その分違うことをすれば良いと言われているが、著者曰く、そこまでの仕事していたのか?(笑)

今の私に相容れない考えは、出来るだけ長く働き、年金受給を繰り下げること。
60歳で辞めたい私には無理な話(笑)

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時間のある年末年始にじっくり読んでみると良いかもの一冊でございます。
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半沢直樹 アルルカンと道化師

私の趣味の一つは読書。
でも近年読書量は激減しています。
その理由は、眼のローガン化(笑)
飛行機や列車移動には、文庫本一冊持って乗り込みます。
特に飛行機だと車窓に感動する時期は、とうに過ぎてしまったので。
今月飛行機に乗る機会があったので、文庫本を読みましたよ。
池井戸潤の小説「半沢直樹 アルルカンと道化師」
講談社文庫から出版。
タイトルからもお分かりの通り、半沢直樹シリーズ。
エピソード0の位置付けが本作。

あらすじ。
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹に風変わりな案件が持ち込まれた。
大手IT企業が、業績低迷中の美術系出版社を買収したいというのだ。
大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗するが、やがて背後にひそむ秘密に気づく。半沢の推理が冴え物語が反転する。

勧善懲悪のお話なので、読後の爽快感はテレビドラマと一緒。
ただこの作品から、オレたちバブル入行組に続くのかと思うとしっくりこないかな。
作者も半沢直樹を書き慣れているし、読書側も半沢直樹を知っているので、感情移入しやすいし、展開も見えてくるんですけど。
バブル入行組の半沢は初めましてだったので、読者側も手探りだったような。

そうはいっても、テンポ良い作品なので、是非お手に取って読んでみてくださいませ。

新日本プロレス12人の怪人

本日10月1日は、アントニオ猪木の命日。
猪木を偲ぶべく、書棚にある書籍で猪木関連の本を読もうかと。
2冊ありまして。
1冊は、アントニオ猪木の伏魔殿。
こちらは、どちらかと言うとネガな内容。
もう一冊が、新日本プロレス12人の怪人。
門馬忠雄の著作で文春新書から出版。
アンチ猪木派の記者である門馬忠雄が、新日本プロレスの12人のレスラーについて執筆。
その12人はというと。
アントニオ猪木
山本小鉄
長州力
前田日明
藤原喜明
タイガーマスク
キラー・カーン
アンドレ・ザ・ジャイアント
タイガー・ジェット・シン
マクガイヤー兄弟
橋本真也
棚橋弘至

新日本プロレス派の私にとって、どのレスラーも魅力的ですが、やはり燃える闘魂アントニオ猪木です。
彼のエピソードについて書かれていますので一部紹介。
よく言われるのは、アントニオ猪木はレスラーとして素晴らしい。でも猪木寛治となると・・・。
全盛期の猪木の佇まいは、黒のタイツに黒のリングシューズをつけ、テーピングやサポーターなど余計なものを何一つつけていない素の体。ここに著者は、戦う男の心意気を感じたそうです。観客に失礼のない戦いの姿勢と絶賛。
また、もう一つの強みは、相手を目で「殺す」こと。
あのアニマル浜口は「アントニオ猪木の目は怖い。鳥肌が立つような殺気を感じる」と語ったそうな。
モハメド・アリとの格闘技世界一決定戦で、アリのファイトマネーなどで新日本プロレスが背負った負債は、数十億円にのぼった。
この借金返済に、社長である猪木は文字通り体を張りました。蔵前国技館でアンドレとの対戦の後、パキスタン遠征。帰国してすぐ異種格闘技戦をザ・モンスターマンらと。そしてヨーロッパ遠征で、ローラン・ボックと3度対戦etc
有利子負債が多額にある中小企業の経営者は、今こそアントニオ猪木を見習うべきです。
人間性以外ですけどね(笑)
ジャイアント馬場と対立したために、アメリカの有力レスラーを呼べなかったのですが、それならばと異種格闘技戦を実施するアイデア。
ソ連やら北朝鮮やらでプロレス開催など。
誰もがやらない新しいことを実行する行動力。
率先垂範とも言えるかもしれません。
こういうところも、経営者は見習うべきところ。
繰り返しますが、人間性は見習ってはいけません(笑)
儲け話や揉め事、世界の動きには敏感と著者は評します。
金にならんと思えば、自ら立ち上げた新日本をIT系企業ユークスに売却して、オーナーの地位を降りる。
まあ後始末をしたのは、決まって坂口征二と藤波辰爾の両人。
所謂常識人。
タイプの違う人間をNo.2に置いたのが良かったのでしょう。
なので、自分とタイプの違う人間をNo.2に置くと上手くいくと思いますよ。
ただストレスは溜まるでしょうけどね。

私と同世代のプロレス好きな方には、是非とも読んでいただきたい一冊です。
猪木以外の11人のレスラーのエピソードも、面白いものがありますので。

逆ソクラテス

伊坂幸太郎の作品。
集英社文庫。
この前の旭川小旅行の列車内で読んだ小説。

表題作・逆ソクラテスのほか、スロウではない、非オプティマス、アンスポーツマンライク、逆ワシントンの短編5作品を収録。

「敵は、先入観だよ」学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。はたして逆転劇なるか⁈
表題作・逆ソクラテスのあらすじです。

全5作ともテンポも良く、読みやすい作品でした。
誰か一人が全ての作品に出てくるのかと思って読み始めましたが、そんな繋がりはなく。

この5作品。
小学生が主役の短編。
作者と同学年の私には、共感できるところが多く。
ただ、スロウではないに書かれていた「小学生は足が速い子が人気ある」はどうかな。
私は足が速かったけど、そこまで人気なかったし(笑)
スポーツできる子が人気あったのは確か。

決めつける先生。
確かにいたな。
6年間落ち着きのない子と思われていました。
間違いではなかったのが悔しいとこですが(笑)

ノスタルジックな気分になったのは、子供の頃過ごした旭川へ向かう車内で読んだからともいう。

同窓会を開けばあの頃のトモダチに会えるのかもですが、どう連絡を取るのかがわからないので詰み(笑)
SNSで繋がっていない昭和時代だからね。

少数株主

幻冬舎文庫から牛島信の著作。

仕事柄、非上場株式の評価計算を行います。
なのでこの小説に興味が出て購入した次第。

あらすじ。
同族会社、墨田鉄工所社長の川野宗平は少数株を凍りつかせたまま放置。理不尽に泣く少数株主を救うため、豪腕弁護士の大木と、伝説のエリート経営者・高野が立ち上がる。少数株は法外な相続税を負わせる疫病神にもなれば、20倍の価値に跳ね上がることもある。紙くず同然の株を大金に変えろ!法律を熟知した企業弁護士ご描く怒涛の逆転劇。

この話に出てくる少数株主とは、同族グループではあるが過半数を持ち得ない株主のこと。
それでも相続税における株式評価は、同族グループに属するため原則的な評価。
長年利益をあげて内部留保を増やしている会社の株価は、何倍にも跳ね上がります。
会社が不動産を持っていて、その不動産に含み益があると株価に反映されます。
非上場株式は高くなっても流通しないのに。

作者の牛島信は弁護士でもあります。
非上場株式の少数株主からの訴えで、会社相手に戦った経験もあるそう。
逆に会社側に立って争った経験も。
私の場合は、ほぼ会社側の立場。
買い取るとなれば、会社であっても、代表者個人であっても、優良会社ほど必要とする資金は多くなります。
計画的に行わないといけないので、定期的な株評価は必要ですね。

同族会社の経営者には権力が集中します(その分、責任も大きいのですが)
なので、謙虚さを持って経営する事が大事でしょう。

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小説ですが中々面白いものなので、経営者の方にはご一読を勧めます。