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財務諸表 ~安全性③

前回は、流動比率と当座比率について書きました。

流動比率や当座比率よりも短期的なスパンで資金繰りが続けられるかを見ることができる指標を今回は記載します。
それは「手元流動性」という指標。

(算式)
手元流動性=(現預金+流動資産の有価証券)÷月商

これはすぐに使えるお金がどれだけあるかを示す指標です。
結局のところ会社が潰れるのは流動負債が払えなくなった時なので、すぐに使えるお金を示す手元流動性が重要となります。
手元流動性の安全基準は、中小企業の場合だと1.7ヶ月分くらいと言われています。
中小企業は、少ない資金でも金融機関からの調達に1・2週間必要となるケースが多いので、大企業よりも多く必要となるのです。

会社がすぐに使えるお金が一番少なくなる日はいつでしょう?
多くの会社では、給料日もしくは給料日から月末にかけてです。
なので、この時期に手元流動性が1.7ヶ月、最低でも必要。
場合によっては、借金してでも手元流動性を高めておく必要が出てきます。

さて、安全性はどの順序で見ていけばよろしいでしょうか?
①手元流動性
②流動比率または当座比率
③自己資本比率
の順番です。

何故なら、どんなに自己資本比率が高くても短期的な資金繰りができなければ会社が潰れるからです。
いわゆる黒字倒産。
それを避けるためには、現預金をどれだけ確保できているか。
不況期には最も重要になりますから、金利負担が重荷とならない範囲で借金して現預金を多く保有する事も必要な手段なわけです。
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