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残業税

残業税は、平成29年度税制改正で創設された新たな税金...ではございません(笑)

小前亮の小説のタイトルです。
過剰労働の抑制とデフレ脱却を狙って創設された税制度。
残業税とは、正式名称を「時間外労働税」といい、残業したら、労使ともに税金をかけるというもの。
年の残業時間を月換算し、月40時間までだと税率20%(労使折半で労働者10%、使用者10%)
月40時間超・80時間までは、税率40%
月80時間超だと、税率80%!
すずらんだと、約1名対象だな(笑)

より働きたい労働者や、より働かせたい使用者は、サービス残業をして脱税する(この残業代はまとめて賞与として支給する)
これを調査するのが、税務職員の残業税調査官。
通称・マルザ(笑)
マルザは、労働基準監督官とコンビを組みます。
残業税の脱税は、労働基準法違反が多いため。
労働基準監督官には強大な権限があるが、人手不足のため、ブラック企業対策には不十分。
その点税務職員は企業に強いから、コンビを組むにはうってつけなのです。

物語は5話からなっています。
主人公はマルザです。
脱税の手口というと、裏帳簿(出勤簿)やら、労働者を形だけ使用者にして残業をつけない古典的方法から、自社の社員を派遣会社に登録し、別の会社で働いていることにして自社で働かす(ダブルワークが推奨される社会となったため)なんて手口も。

解雇させられた元社員が嘘の告発・裏帳簿で、会社に復讐しようとする話などあり、楽しめました。

この手の作品では、社会正義・秩序を守る税務職員(ヒーロー)に対して、不正を唆かす税理士・コンサルが登場します。
今作品も、国税OB税理士が、悪役で登場してました(笑)

印象に残ったセリフ。
千円の余計な出費を許容する人も、百円の余計な税金を払うのは嫌がる
確かにそうですね。
税金は、取られた感満載ですから(笑)
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