すずらん式財務分析 ~各論②

先週に続いての各論。
今回は、収益性項目と成長性項目について。

まず収益性項目。
この収益性項目は、売上高経常利益率、総資本利益率、当期純利益の推移(収益フロー)の3つからなっています。
前回同様、このうち金融機関が注目しているものについての説明。
①売上高経常利益率
 経常利益が売上高に対してどのくらいあるか?
 経常利益とは、本業と副業及び金融収支を合わせた会社の実力を示す利益。
 なので、この指標は会社の経常的な収益性を示します。
 例えば、経常利益が同じ300万円の会社であっても、年商が1億円の会社と10億円の会社では意味合いが異なります。 
 前者は、この売上高経常利益率が3%ですが、後者は0.3%と10分の1。
 前者は後者に比べ、規模が10分の1なのに同じ経常利益を上げることができるのですから価値が高まる訳です。
 融資の際、有利となるのは3%以上。
 すずらん式では、3点(7点中)つきます。

次に成長性項目。
この成長性項目は、対前年度売上高比率、経常利益増加率、自己資本額、売上高の4つから。
金融機関が注目している!というのは特別なさそうですが。
ただ、経常利益増加率は、収益性項目の2つに絡む経常利益の増加割合ですし、自己資本額は先週お伝えした安全性項目の自己資本比率に関係する項目なので、当然ながら軽視できません。
対前年度売上高比率は、金融機関の定量性評価項目には無いすずらん独自の項目です。
売上高の項目を一つ加えた理由は、売上高が世間(お客様)に必要とされているバロメーターともいえるからです。
すずらんでは、対前年比103%以上で1点、110%以上で2点つきます。

TKCのある会員先生は、売った(売上高)、買った(仕入高・売上原価)、儲かった(売上総利益)、使った(販売管理費・営業損益)、残った(経常利益)、良くやった! と言うそうです。
売上高の増加を目指し、そのうえで残った!金額を大きくするために販管費やら売上原価の見直しをしていかなければいけないということです。
残る金額が大きい=内部留保の充実(自己資本額の増加)となりますので。

さて、センセはこの後、本物の先生(税理士)方と一緒にTKC秋季大学の懇親会に出席いたします。
マジシャンやまちゃんのマジックが楽しみだ!

来週は各論③について講義。
最終回となりますので、復習を忘れずにね(笑)
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