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あの同族企業はなぜすごい

日経プレミアシリーズで中沢康彦の著書。
2015年~2017年に日本経済新聞電子版「新・同族経営」の記事を一部加筆などを行ってまとめたものなので、皆さんもご存知かもしれませんね。
全8章からなっています。
第1章 同族経営は厳しい -家族対立も企業成長の原動力
第2章 世代交代はもろ刃の剣 -次の成長の好機か消滅への道か
第3章 後継者難の時代、家業を継ぐ哲学 -個人の夢と家への思い
第4章 これからの老舗マネジメント -続いてきた、だけでは続かない時代
第5章 脱同族という選択 -「その先」にあるものを求めて
第6章 知られざる「もう一つの主役」日本経済に深く根を張る同族経営
第7章 ビッグデータで初検証「同族経営のメカニズム」
第8章 同族だから起きる課題をアカデミズムに斬る

第1章から5章までが実例を挙げていました。
星野リゾート、獺祭も家族対立を経て、現経営者が経営権を握ります。
ロゴスの後継者は、元ダウンタウン浜田雅功のマネージャーだったとか。
色々なエピソードがあり、楽しく読めました。
同族経営のデメリットで、公私混同経営、泥沼の対立劇、バカ息子問題などあげていますが、全般的に同族経営を好意的に書いています。
世界的に見ても、サラリーマン社長は、目先の実績を気にするあまり、長期的視野に立てない。
また責任感も、それほど強くないので、いざとなったら逃げると思われているようです。
その点、同族経営は、「ファミリービジネス」であるので、困難にあっても逃げるわけにはいかないから、信頼されるようです。
ドイツでは、同族経営の会社の方が、働きやすいと思われています。
それは、働く人の福利厚生に取り組んできたから。
有給休暇、労働時間8時間、従業員向けの社宅、病院の開設etc
同族企業が取り組んだ仕組みを政府が追随してきた歴史があるから。

子供が小さいときから、「後継者なんだぞ」と言い聞かせてきた経営者や、全く触れてこなかった経営者。
それぞれですが、後継者側は「何となく継ぐんだろうな」と思っていたそうです。
同じ継ぐのであれば、早くから意識させておくと、きちんと勉強するんだろう。
そいえば、友人も大学の授業で「商法」だけは真面目に受講していたな。
彼からノート借りたのは商法だけだったっけ(笑)

後継者の7割が修羅場を経験しているとのこと。
彼も修羅場を体験してきたんだな、きっと。もちろん仕事上で(笑)

経営を取り巻く環境が厳しくなってきている現在は、なかなか長期的視野に立つ経営は難しいかもしれないけれど、決断のスピードと目先にとらわれない経営をすることができるのが、同族会社の強み。
そのお手伝いを我がすずらんは喜んで致します!

とても面白かったので、まだ読んでいない方は、是非ともご一読を。
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